カーネーションの日本酒 開発元に聞いたら母への感謝にあふれていた

 みなさん、5月12日「母の日」が近づきてきましたね。今年のプレゼントの準備はもうお済みですか?毎年何をプレゼントしようか迷いますよね。そういう私はいつも、お花はもちろんのこと、お食事に招待したり、ヘッドスパチケットをプレゼントしたり…と、妹たちと一緒に相談しあって贈っています。

 今年は一味違ったプレゼントを考えています。母の日と言えばカーネーション。花言葉は「深い愛」。ただし色によって若干意味に違いがあり、特に黄色のカーネーションには「軽蔑」という意味が込められているらしいので注意したいですね!

 そんな母の日を代表するカーネーションで造られた日本酒があるのです!その名も「華名城」(はなのしろ=特別純米酒500ml 1400円税別)。名城大学農学部研究のもと、愛知県知多郡東浦町(中部国際空港から車で約30分のところ) にある原田酒造さんで造られた日本酒。原田酒造の原田晃宏社長に華名城についてお話をうかがいました。

 ー華名城はいつ、どのように誕生したのですか?

 「今からさかのぼり2010年に、名城大学農学部の加藤雅士教授(応用微生物学)とその学生が、愛知県春日井市にある附属農場のカーネーションから酵母を取り出すことに成功したんです。それから、あいち産業科学技術総合センターと共同開発を進め、弊社に美味しい日本酒ができたらいいね!なんて話がきたんですよ。NHKの取材も入るとかいう話になり、あれよと言う間に出来上がりました。発売の年が2013年。今となって考えれば、このお酒は私の母が生きていた頃の最後の作品です。母への感謝の気持ちがこの華名城に宿ったのかもしれません。」

 ー華名城の特長を教えてください

 「アルコール分11%。通常の日本酒16%に比べて低アルコールなので、お酒があまり得意ではない方にもぴったりです。日本酒度はマイナス42。そして、酸度が3.6%、アミノ酸度が1.6%、となっていますのでスッキリとした重くない甘さとなっています。」

 私の周りの日本人や外国人からも「甘酸っぱい果実酒のような優しい味わいで美味しい!」と大好評。あ、ちなみに日本酒度とは、日本酒の甘口辛口を示す一つの表記で、日本酒に含まれる糖度を表すもの。プラスなら辛口タイプ、マイナスなら甘口タイプ。ですので、このマイナス42は甘口タイプとなります。そして酸度やアミノ酸度が高いほど、ベタつきの少ないスッキリした甘さということになります。

 大勢の方々の愛に支えられて、この世に誕生した日本酒。そんな愛情がたっぷり詰まった日本酒をぜひ母の日にいかがですか?飲み方は、よく冷やしてストレートで。食べ物に合わせるなら、ドライフルーツやフルーツタルトなどがオススメ。さらにオシャレに、アイスクリームにかけて食べても大人なデザートとして最高ですよ!

(まいどなニュース特約・吉田綾子)

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