このスイーツやばい…飯ごうで作ったデカ盛りプリンが話題

 どこもかしこも人だらけだろう10連休。けんそうを避けてキャンプに出掛ける人も多いのでは。そんなときにおススメしたいのが、ごはんを炊くはずの飯ごうに入った巨大プリン。SNSなどで繰り返し話題になり、出オチ抜群で味も保証付き、さらに食べた後は本当にごはんも炊けるとなれば一石三鳥だ。その強烈な見た目にSNS上でも「ヤバい!!」「食べたい!」「プリン入ったままキャンプに持参やな」と驚きの声が上がっている。でも、いったいどんなところが作っているの?製造元の牧場を取材した。

【高さ10センチのプリンが皿の上で…】

 正式名称は「飯ごうでDoプリン」。1・5リットルの飯ごう(高さ約10センチ、幅約17センチ、奥行き約14センチ)のふたを取ると、黄金色のプリンが顔を出す。普通のプリンの10人前というボリュームだ。

 製造・販売するのは千葉県成田市の「成田ゆめ牧場」。広報担当者によると、ギャル曽根ら大食い「第三世代」がお茶の間を席巻していた2008年、バケツで作った「バケツプリン」の流行を知った社員が「うちにはキャンプ場もあるし、飯ごうに入れたら面白くない?」と提案したという。その後、テレビ番組で取り上げられたほか、ツイッターでもたびたび話題になり、そのたびに注文が殺到する人気商品という。

 しかし、そんな軽いノリの企画が通るなんて…とほかの商品を見てみると、牛乳やバターを贅沢過ぎるほど使った「過激な牛乳食パン」に、牛の模様に似せてチョコレートを散らしたマシュマロ「ウシマロ」、食べ始めると「どうにモォー止まらなくなる」というおやつパン「ゆめのモーブレッド」…とずらり。イベントに至っては、老若男女が30分に堀った穴の深さを競う「全国穴掘り大会」を筆頭に、まさに「したい放題」だ。

【社風は「失敗上等!」】

 そんな成田ゆめ牧場の創業は1887(明治20)年までさかのぼる。郵便を示すマークが「〒」と定められた年だ。1987年の創業100周年を機に、キャンプ場を併設した東京ドーム7個分の広さの観光牧場として第二のスタートを切った。「失敗を恐れずにチャレンジしてみよう、という雰囲気で、社員の突飛な発想や自由な思い付きをどんどん採用してくれるんです」と女性社員。酪農業界が高齢化や人手不足に悩む中、約70人いる社員の平均年齢は30代といい「仕事は楽しいです!」と明るい。さらに、今でも70~80頭の乳牛を飼育し1日約1トンの生乳を生産。加工や販売も手掛ける第6次産業化を進める。

 …とマジメな話はこれぐらいにして、プリンです。実はこの高さでお皿に盛っても形を保ちつつプリンの食感も…となると、開発にはかなり苦労したのだとか。なので、もし自分で飯ごうプリンを作るときは、「ごはんと同じように、飯ごうの中で作って、しゃもじですくって食べるのがおすすめです」とのこと。ぜひ、どうですか?

 「飯ごうでDoプリン」(税込み3900円)は成田市と東京都葛飾区にある直営店のほか、オンラインショップや楽天市場から購入可能。10連休も多彩なイベントがあるという。(まいどなニュース・広畑千春)

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