新井浩文容疑者は懲役3年の実刑判決も…捜査1課が立件に自信 小川泰平氏が指摘

 俳優の新井浩文容疑者(40)=本名・朴慶培=が強制性交容疑で逮捕されたことを受け、元神奈川県警刑事で犯罪ジャーナリストの小川泰平氏は2日、デイリースポーツの取材に対し、「起訴されれば(懲役)3年くらいの実刑となる可能性がある」と指摘した。

 新井容疑者は昨年7月、派遣型エステ店に勤務する30代の女性セラピストを都内の自宅マンションに招き、室内で性的な暴行をしたとして1日に警視庁に逮捕された。女性が被害届を出してから約半年を経ての逮捕となったが、なぜ、ここまで時間を要したのか。

 小川氏は「著名人を強制性交容疑で逮捕するからには相当の裏付け捜査をし、起訴できるだけの証拠をそろえる必要があり、その確信を得た段階で逮捕に至ったのではないか」と説明。「その間、新井容疑者は女性に示談を持ちかけたとみられますが、それが不成立に終わった」と、被害女性が告訴を取り下げなかったことを示唆した。

 今後について、小川氏は「2年半前に(強姦致傷容疑で)逮捕された俳優が不起訴になったのと同様、今回も勾留中に示談を成立させれば不起訴処分になる可能性があります」としつつ、「示談が成立せず、起訴されれば実刑もあり得ます。初犯であっても執行猶予が付かず、(懲役)3年くらいになる可能性もある」と予測した。

 同氏は「通常、単純な強制性交なら発生所轄署の案件ですが、著名人ということもあり、警視庁の捜査1課が本格的な捜査を進めてきており、立件にむけてかなり自信を持っている」と指摘。強制性交罪は2017年に強姦罪から名称と内容が改正され、厳罰化された。さらに有名人による犯行という社会的な影響も考慮して、厳しい判決が下されるという見通しを立てた。

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