バレンタインにノーベル賞のお酒を 「福寿」から純米原酒・真紅の限定ボトル

燃え上がる恋の情熱を映すような真紅のボトルに入ったバレンタイン限定「福寿 純米原酒 コウノトリLabel」
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 ノーベル賞の公式行事に通算8回提供された、日本が誇る名酒「福寿」。その蔵元である神戸酒心館から、バレンタイン限定ボトル入り「福寿 純米原酒 コウノトリLabel」が発売されている。透き通るような赤が印象的なボトルのラベルには、白地に赤の箔押しで「福寿」の名と、使用した米の産地にちなんでコウノトリをイメージしたイラストが。世界の天才たちを祝福してきた格調高い味わいが、2人の縁起の良い未来を約束してくれそうだ。

 「バレンタイン限定ボトル」に入れられた「福寿 純米原酒 コウノトリLabel」は、原料に兵庫県但馬産の「コウノトリを育む米」であるコシヒカリを100%使用。精米歩合は70%といい、原材料の米の表面を削り過ぎず、醸造の際も比較的高めの10~15℃で発酵。米本来の味わいがしっかりと残った辛口に仕上げた。アルコール度は18度とやや高め。

 「『コウノトリ育む米』は、兵庫県但馬地方に生息する天然記念物・コウノトリが安心して生育できる環境づくりを考え、農薬や化学肥料を使用せずに栽培されています。できるかぎり自然のままのおいしさを追求したお米の特徴を引き出した、純米原酒を作りました」と神戸酒心館の坂井和広営業推進部長。地元企業としてコウノトリの保全活動を支援するため、同米を使ったお酒をつくったといい、こちらのボトルの売り上げの一部はコウノトリの野生復帰事業に寄付されるという。「“幸福を運ぶ鳥”ともいわれるコウノトリにあやかって、バレンタインを迎えるカップルに幸運が訪れてくれれば」。

 ところで「福寿」といえば、誰もが思い浮かべるのが、ノーベル賞の公式行事などで供されるブルーボトル。こちらはお酒の種類としては「純米吟醸」になる。その味わいは?バレンタインギフトには向いている? 

 「『純米吟醸』は兵庫県産の『夢錦』が原材料です。こちらは5~10℃の低温度で発酵することで、白桃のようにフルーティで香り高いお酒に仕上げています。チョコレートなどの洋菓子にも、もちろん合いますよ」と坂井さん。軽やかでシンプル、かつ上品な米の味わいが外国の方々にも愛飲されているゆえんだ。

 「純米原酒 コウノトリLabel」「純米吟醸」どちらもチョコレートとの相性は素晴らしいと聞き、さらに、それぞれのおすすめの飲み方を教えてもらった。 

 「『純米原酒 コウノトリLabel』の方はぬる燗にも適しています。先に酒を口に含んだ後、チョコレートを口に入れていただいて、ゆっくりと口内で溶けてゆくカカオの味わいと日本酒のマリアージュを楽しんでもらいたい。『純米吟醸』はぜひキリッと冷やして、ワイングラスのように香気をためる器に注ぎ、香りをじゅうぶん堪能した後に口に含んで爽やかなのど越しを味わってください。果物のような香りが口内に残るうちにチョコレートを食べていただいて、日本酒とカカオのハーモニーを感じていただけたら」

  ◇  ◇

 また、生チョコレート発祥の店「シルスマリア」とコラボレートした「純米吟醸 福寿生チョコレート」が1月末から関東、関西の主要百貨店で発売される予定。とろけるような生チョコレートにまろやかな酒の香気が練り込まれた、大人向けのゴージャスな逸品。酒ますをイメージして作られたパッケージもシックで、毎年2月上旬には品切れになる人気商品だそう。あわせてチェックしたい。(神戸新聞特約記者・山本 明)

◆「バレンタイン限定ボトル入り福寿 純米原酒 コウノトリLabel」500ml(1188円)、「福寿 純米吟醸」720ml(1728円)、「純米吟醸 福寿生チョコレート」16粒(1620円)価格は全て税込。

◆神戸酒心館:078(841)1121

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