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朝ドラ「まんぷく」の聖地となるか?盛り上がり必至「カップヌードルミュージアム」

人気のマイカップヌードルファクトリー。麺にカップをかぶせて反転させる「逆転の発想」を体験
ミュージアム前にある安藤百福氏の銅像。台座はカップヌードル型で右手にはチキンラーメン
チキンラーメン発明当時の研究小屋も再現されている
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 1日からNHK朝の連続テレビ小説「まんぷく」の放映がスタート。物語は「インスタントラーメンの父」と言われる安藤百福氏の妻・仁子(まさこ)さんがモデルの「福子」を主人公に描かれる。そんな夫妻が暮らした大阪府池田市で今、人気なのが「カップヌードルミュージアム 大阪池田」。この施設、今後はドラマの“聖地”としても、さらに盛り上がること必至だ。

 安藤百福氏は、言わずと知れた日清食品創業者。ミュージアムの展示スペースでは、即席麺発明の歴史や日本から世界へ広がっていく過程を楽しみながら学ぶことができる。ちなみに即席麺の独自製法は、妻の揚げる「天ぷら」をヒントに編み出されたといい、施設には当時の「研究小屋」も再現。この辺の史実を知っておくと、ドラマでどのように描かれるかも楽しみになってくる。

 「まんぷく」のヒロインは女優・安藤サクラが演じる福子だが、同館では今期朝ドラ放送期間と同じく来年3月末まで特別企画展「チキンラーメンの女房 安藤仁子展」を開催。ドラマ同様、これまであまり知られることのなかった「妻の生涯」にスポットライトが当てられる。以前から即席麺を生かした地域活性化が盛んな地元・池田市も、ドラマ放映に関連する新たなPR事業を計画中だ。

 劇中でも明かされるだろうが、即席麺の発明に至るまでの道のりは決して平坦ではなかったという。一時は財産を失うという事態に陥りながら不屈の精神で立ち上がった百福氏は、48歳の時にチキンラーメンを発明。還暦を過ぎた61歳でカップヌードルも発明し、宇宙食ラーメン開発の指揮をとったのは、なんと90歳を過ぎてからだった。

 広報部の表具沙織さんは「どんなに失敗しても、年齢に関係なく、あきらめずに挑戦していけば道は開けることを感じていただけると思います」と展示内容に自信を見せる。NHKの番組サイトによると、ドラマでも「人生大逆転の成功物語」が描かれるという。

 同館はオリジナルのカップヌードル作りや、小麦粉をこねるところからチキンラーメン作りができる体験施設としても老若男女に大人気。チキンラーメン誕生から60年を迎えた今年の1月には累計来館者が800万人を突破した。ドラマの効果で、今後ますます多くの人で賑わうだろう。

 百福氏が残した多くの語録からは「食」を通じて世界平和や人々の健康に貢献したいという強い思いや、自社だけでなく業界全体の繁栄を目指そうとした心意気が伝わる。おかげで即席麺は、今や全世界で年間約1000億食以上も食べられるようになった。ミュージアムを訪れて発明の軌跡をたどれば、より一層ドラマも楽しめるに違いない。(デイリースポーツ特約記者・福岡 桃)

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