大阪新名物!?薬局看板娘の“呼び込みダンス”はグリコ看板級のインパクト

 大阪の繁華街を中心に全国184店舗を構える薬局店「ダイコクドラッグ」のイメージガールズユニット「DDプリンセス」が存在感を発揮している。中でも道頓堀店2階窓側での奇抜な呼び込みダンスは外国人観光客にも大好評。グリコの看板とまでは言わないまでも、戎橋周辺の新たな名所になっている。

 大阪発の“元気を運ぶ”地域アイドル。とはいえ、メンバー全員が各店舗のレジ打ちや事務員、飲食店スタッフとして働いているのが大きな特徴だ。結成は2013年8月。10人でスタートし、6年目を迎えた現在は、およそ30人が在籍している。メンバーの1人、みずきさん(21)は「仕事も頑張って、アイドル活動もできる。注目されるのは快感です」とキュートな笑顔を浮かべた。

 主な活動の拠点は北新地にあるライブハウス型レストラン「DDPシアター」で、メンバーはここでも店員として働きながらステージもこなす。ショータイムは21時から。店内ではメンバーのTシャツや缶バッジも販売している。客層はサラリーマンが中心で料金は飲み放題90分1人2980円。出張パフォーマンスや歓送迎会向けの貸し切りパーティーも受け付けている。また大阪駅前第一ビルのイタリアンバル「SIKR2」は練習スタジオを併設しており、こちらでもメンバーに会うことができる。

 メインボーカルとして活躍している琴海さん(23)の1日は例えば、こんな感じ。12時から15時までミナミで呼び込み、その後は北新地の事務所へ。店員として仕事もこなし、合間にダンス、ボイスレッスンなどに取り組む。高校3年生で身長165センチのららさん(18)は「ラジオのパーソナリティーをしている人もいたり、高校生もいたりしてメンバーはさまざま。仕事と音楽活動のパフォーマンスを上げていきたい」と意欲的だった。

 そんな「DDP」が最近特に脚光を浴びているのが他でもない、道頓堀店2階での呼び込みダンスだ。ガラス張りの窓際に立ち、テーマソングの「サプリナ」に合わせ、軽快に踊りながらタイムセールス商品をPR。なかでも外国人観光客にウケがよく、店の前には人垣ができることも。会長室企画開発部の松本季憲さんは「月に一度、一斉に5人そろえますが、そのときは大変」と言う。

 これまでに沖縄国際映画祭やなんばアイドルフェスティバルなどさまざまなイベントに出演。NMB48とも共演している。9月初旬には大阪発の巨大音楽フェス「ミュージックサーカス」(サザンビーチ)に出演した。

 ♪あなたの心にサプリメント-と一度聞いたら耳に残る。お店のキャッチフレーズは「元気、激安、大特価」。嘉陽健一郎・人事総務部長は「これからも全国に元気を届けてほしい」と“看板娘”DDプリンセスに期待していた。(デイリースポーツ特約記者・山本智行)

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