吉澤ひとみ容疑者「缶酎ハイ3缶」供述に疑問…夫の事情聴取も 小川泰平氏が指摘

 東京都中野区の交差点で、酒気帯びでひき逃げして2人にけがを負わせたとして、警視庁に自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反の疑いで逮捕された「モーニング娘。」の元メンバーでタレントの吉澤ひとみ容疑者(33)が供述した「深夜0時頃に缶酎ハイ3缶」という時間帯と酒量について、元神奈川県警刑事で犯罪ジャーナリストの小川泰平氏は8日、デイリースポーツの取材に「到底信じられません」と疑問を呈した。また、飲酒時に同席していたとされる同容疑者の夫が事情聴取される可能性も出てきた。

 捜査関係者によれば、吉澤容疑者は呼気検査で呼気1リットル当たりの基準値0・15ミリグラムの約4倍に当たる0・58ミリグラムのアルコールが検出されたという。

 小川氏は「酒気帯び運転の基準値の約4倍です。個人差があるとはいえ、呼気血中濃度が0・5を超えていたらフラフラの状態。飲酒した時間が深夜の12時や1時までとかであれば(事件発生の)午前7時までに6~7時間経過していることになるので、そんな数値が出ることはないはずです。実際は朝4時くらいまで飲んでいた可能性も出てきます」と指摘した。さらに「本当に飲酒時間が供述通りの前日深夜までだとすれば、それは二日酔ということになりますが、酒量として『缶酎ハイ3缶』という話は、到底信じられません」と分析した。

 逮捕された6日は朝9時開始のイベントに出演予定だった同容疑者。小川氏は「イベントに遅刻しそうになって、酒が残っていたのに車で行ったのだと思います。『自覚のある二日酔い』です。いずれにしても吉澤容疑者は飲酒の量と時間帯で嘘を言っている可能性がある。警察は家族にも飲んだ量や時間を聴き、空き缶を調べて裏付けすることになるでしょう」と解説した。

 さらに同容疑者は「自宅で夫と午前0時ごろまで飲んでいた」と供述。小川氏は「仕事があることを分かっていながら一緒に飲んだ同席者も酒気帯び運転の同罪になることがある」と道路交通法に基づいて説明。今回のケースに「翌朝に仕事があり、本人が自分で車を運転していくことが分かっていたなら、一緒にいた人も聴取される」と、夫も事情聴取される可能性を指摘した。

 今後のポイントとして小川氏は「飲酒した時間と量について事情聴取をしながら、警察は裏付け捜査していくことになるでしょう」と推測した。

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