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喜寿の仲本工事が明かすドリフが解散しない理由「加トちゃん天才型、志村は努力家」

27歳下の妻で歌手の純歌さん(左)と喜寿パーティーに臨んだ仲本工事=都内
喜寿パーティーで熱唱する仲本工事=都内
こぶ茶バンドのTシャツを着た仲本工事=都内
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 テレビの黄金時代をけん引したザ・ドリフターズの仲本工事が77歳の誕生日を迎えた5日、喜寿を祝うパーティーを都内で開催した。仲本はデイリースポーツの取材に対し、半世紀以上を過ごしたドリフターズを語った。

 今も語り継がれる土曜夜のTBS系「8時だョ!全員集合」(69~85年)。仲本は「忙しかった頃は睡眠時間4時間くらい。今もそのくせが抜けなくて、すぐ目が覚めちゃう。全国を回るので、メンバーと一緒にいる時間が全体の3分の2、家で過ごすのが3分の1だった」と振り返る。

 リーダー・いかりや長介さんの影響力も指摘した。仲本は「亡くなって14年だけど、まだ生きているみたいでね。今もライブで、いかりやさんの話題になるとウケるんですよ。ということは、いまだにみんなの意識の中で生きているんだよね。『それ誰?』という人がいない。すごいことですよ」と評した。

 さらに「いかりやさんは必ず仕事の話になって、だいたい説教で終わっちゃう。社長と社員が一緒に飲んでも楽しくないみたいな」と笑わせつつ、「はみだしようがない台本によるシチュエーション・コメディの世界を、いかりやさんが固執して作った。その笑いは今の時代にも通じる。舞台の学校も鉄筋だった時代でも木造にこだわり、それは昭和ヒトケタ世代のいかりやさんが経験した戦時中の学校のイメージ。ハイテクなことはやっていないんだけどね]と功績を語った。

 メンバーについて、仲本は「加藤(茶)さんはいかりやさんとも上手に付き合い、(高木)ブーさんはマイペース」と、こぶ茶バンドの盟友を語り、荒井注さんの脱退後に加入した志村けんにも言及。「ドリフ全員が津軽三味線を隠し芸大会でやった後、今も志村は弾きこなしている。一番の勉強家で熱心。ほんと、秀才だからね」とし、「加トちゃんは天才型、志村は努力家」と、まとめた。

 ドリフターズ存続の要因も分析した。「年齢が上下20歳近く離れているというのもあるんじゃないかな。いかりやさんは昭和6年生まれで僕のちょうど10歳上。志村は25年生まれで僕より10歳近く若い。同世代じゃないからもめ事もない。バランスのいいチーム。加トちゃんが好き、志村が好き、でもドリフ全員みんな好きという流れで。俺が俺がっていう人もいなかった。各人で仕事すればそれでいいし、わざわざ解散宣言することもない」

 喜寿パーティーでは、ともに居酒屋を切り盛りする27歳下の妻で歌手の純歌さんがこの日発売の新曲「そばにいるね」と「薔薇の花」などを披露し、仲本もソロや妻とのデュエットで熱唱。会場を訪れた多くの仲間に新たな門出を祝福された。

 仲本は「加トちゃん、ブーさんとお茶のCMに出たりして、今もドリフの仲本として生きていられる。ありがたいことですよ。無理をせずに、自然であることが一番だと思いますね。77歳の区切りに思い出に残ることをしていきたいですね」と感謝した。今も世代を超えたファンが仲本の店を訪れている。(デイリースポーツ・北村泰介)

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