天王寺動物園でゾウ公開 8年ぶり、新エリアも
大阪市の天王寺動物園で21日、マレーシアから迎えたアジアゾウ3頭の一般公開が始まった。同園でのゾウの展示は2018年に雌のラニー博子が死んで以来、8年ぶり。獣舎を大幅に改修するなどして新たなエリアを設けた。
雄の「クラッ」(推定20歳、体重2・5トン)と、いずれも雌の「ダラ」(同14歳、2・1トン)「アモイ」(同9歳、1・2トン)の計3頭が悠々と歩いて登場すると、集まった来園者から「やっと会えた」と喜びの声が上がった。3頭は干し草や竹を夢中で頬張り、プールで水遊びを楽しんだ。
テープカットでお披露目を祝った向井猛園長は「圧倒的な大きさを誇るゾウの生態を見ていただきたい」と話した。
園は総工費約45億円をかけ、整備を進めてきた。ゾウのストレス緩和や飼育員らの安全確保などのため、ゾウと飼育員が適切な距離を保つ「準間接飼育」を導入。ゾウの足の負担を軽減するためにコンクリートではなく、砂を敷き詰めた。餌を探しながら過ごせるよう、穴の開いた壁の裏側に食べ物を隠すなどの工夫も施した。砂や水で遊ぶ様子を見学できる。
