台湾で南極のペンギン剥製と対面 秋田にかほ市の白瀬記念館関係者
【台北共同】日本初の南極探検隊が捕獲したペンギンの剥製を保管している国立台湾博物館(台北市)を、秋田県にかほ市の白瀬南極探検隊記念館の関係者らが29日に訪問した。剥製と対面し、110年以上前の探検に思いをはせた。秋田県での剥製の展示も視野に入れて、双方が交流を深めることで一致した。
探検隊は秋田県出身の白瀬矗陸軍中尉が率いて1912年に南極に上陸した。剥製はペンギンなど鳥3羽のもので、日本統治時代の台湾の総督府博物館が買い取った。台湾博物館が引き継いで保管していることが、日台双方の調査で昨年明らかになっていた。
記念館の佐藤豊弘・元館長と、にかほ市教育委員会の柴田茂紀・記念館班長が訪台。台湾博物館の陳登欽館長らの案内で収蔵庫に入り、剥製を見ながら意見交換した。
台湾博物館の担当者は、台湾に残る文書を手がかりに白瀬隊の剥製だと確認した経緯を説明した。佐藤さんは、隊員が描いた南極の写生図も台湾に残されている可能性があると指摘。さらなる調査を依頼した。





