名鉄百貨店、71年の歴史に幕 再開発暗礁、跡地活用は不透明
名古屋鉄道は28日、名古屋駅直結の名鉄百貨店本店(名古屋市)を閉店した。駅周辺の再開発計画に伴い、71年の歴史に幕を下ろした。ただ建設業界の人手不足などで計画は暗礁に乗り上げて本店ビル解体や後継ビルの着工時期は未定となり、跡地活用は不透明。周辺のにぎわいの衰えが懸念されている。
当面残る本店ビルは一定期間の閉鎖を経て、低層階や地下を商業スペースとして活用する方針。本店前の巨大マネキン「ナナちゃん」は当面そのままにする。外商事業などはグループの別会社に移して営業を続ける。
名鉄百貨店の石川仁志社長が閉店式典で「長らくご愛顧をありがとうございました」とあいさつすると、来店客らから「ありがとう」との声が上がった。石川氏は閉店前には記者団に「さみしい思いもあるが、晴れの日。笑顔で締めくくりたい」と語った。この日は閉店を見届けようと店内は混み合った。愛知県弥富市の主婦川瀬昭子さん(78)は「お世話になったので名残惜しい。なくなってしまうと買い物が不便だ」と話した。
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