足湯付き津波避難タワー完成 観光客も利用可、和歌山

 南海トラフ巨大地震の被害が懸念される和歌山県那智勝浦町で26日、観光客も利用できる津波避難タワーが完成した。普段は勝浦漁港と海が見渡せる展望台として常時開放されており、1階には十数人が入れる足湯を備えている。

 高さ約20メートルの4階建て。巨大地震が発生すると高さ4・4メートルの津波が想定される地域に立ち、2階以上が避難スペースとなる。延べ床面積は約333平方メートルで、約400人収容できる。和風の屋根を持つ外観が特徴だ。

 勝浦漁港は日本有数の生マグロ水揚げ量を誇り、タワー近くにマグロ料理店などが入った観光施設がある。

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