重要鉱物産出で日本に協力を提案 ギリシャ環境相、半導体材料生産
ギリシャのパパスタブル環境・エネルギー相は、重要鉱物の供給網強化が日欧米の課題となる中、半導体材料で中国が輸出規制の対象とするガリウムのギリシャでの生産事業が「日本の先端技術との良い協力分野となり得る」と提案した。5日までに共同通信のインタビューに答えた。
ガリウムは、アルミニウムの原料となるボーキサイトから抽出され、中国が世界生産の100%近くを占める。欧州ではボーキサイトを産出するギリシャでの生産が期待され、パパスタブル氏は「環境に配慮した生産開発」を図る必要があると述べた。
一方、欧州連合(EU)がウクライナに侵攻したロシアからの天然ガス輸入を来年11月までに完全に禁止することを受け「(ギリシャは)地域のエネルギー安全保障のハブとなろうとしている」と自国の地政学的な役割の変化を指摘した。
北東部アレクサンドルポリやアテネ西方のレビスーサ島が玄関口となり、米国産などの液化天然ガス(LNG)を再ガス化し、パイプラインでウクライナまで供給できる「垂直ガス回廊」事業が進行する。(アテネ共同)
