生鮮ジャガイモ輸入解禁加速要請 米側、病害虫の侵入に懸念

 輸入を禁止している米国産の生鮮ジャガイモを巡り、米国側が日本側に輸入解禁に向けた手続きを加速するよう改めて要請していたことが18日、分かった。輸入解禁の検討は2020年に米側の申し入れを受けて開始した。農林水産省は3段階ある手続きの二つ目を終え、近く最終工程に移行する見通しだ。

 農水省幹部が今月訪米した際、米農務省や米通商代表部(USTR)からジャガイモの協議について言及があり、手続きの加速を求められた。

 農水省は18日、米国産の生鮮ジャガイモの輸入解禁に関する全国説明会をオンラインで開催。輸入解禁までは数年がかかるとみられるが、農家からは生鮮ジャガイモに付着した病害虫が国内に侵入する恐れがあるとの声が上がっている。

 農水省は全国説明会に先立ち、北海道や茨城、長崎、鹿児島各県の主要産地で、非公開の生産者向け説明会を開いた。日本はこれまで冷凍や加工ジャガイモは各国からの輸入を認める一方、米国が求める生鮮品は06年に、ポテトチップス向け加工用のみを解禁するにとどめている。

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