食品値上げラッシュ再び 5年連続1万品目超えへ

 帝国データバンクは29日、2026年の飲食料品の値上げが5年連続で1万品目を超える見通しになったと発表した。中東情勢の悪化に伴う原油高やナフサの供給不安が長期化し、コストの上昇分を販売価格に転嫁する動きが強まった。消費者の買い控えを懸念して年初は落ち着いていたが、7月は2千品目を超える予定だ。帝国データは、夏以降に広範囲で「値上げラッシュ」が再開するとみている。

 主要食品メーカー195社を対象に集計し、1~10月で9361品目の値上げが判明した。6月の予定は1078品目で、5月の84品目から大幅に拡大した。今後も値上げが相次ぐとみられ、年間では1万品目を突破するとしている。

 ナフサ由来の食品トレーやフィルムなどの価格高騰が値上げを促した。値上げの要因は、重複を含めて単純集計すると「原材料高」が97・7%で最も多かった。「物流費」が74・1%、「包装・資材」は73・7%となった。「中東情勢」の影響は22・7%だった。

 6月の値上げを品目別で見ると、「調味料」が450品目で最も多かった。

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