長期金利一時2・545% 27年3カ月ぶり高水準

 12日の国債市場で、長期金利の指標である新発10年債(382回債、表面利率2・4%)の利回りが上昇し、一時2・545%を付けた。日本相互証券によると、1999年2月以来、約27年3カ月ぶりの高水準。終値利回りは前日より0・020%高い2・540%で、終値では日本相互証券の記録が残る98年12月以降で最高を更新した。

 米国とイランの戦闘終結に向けた交渉を巡る不透明感が強まり、米原油先物価格が上昇。原油を中東産に依存する日本国内でインフレが進み、日銀が早期の利上げに踏み切るとの見方から、国債が売られて利回りが上がった。

 日銀が発表した4月の金融政策決定会合の主な意見で、政策委員から利上げに前向きな意見が相次いだことも国債の売りを促した。

 長期金利の上昇は企業活動の停滞や、住宅ローン金利の負担増につながる可能性がある。一方、預金で受け取れる利息が多くなる利点も見込める。

 大阪取引所10年国債先物の中心限月である6月きりは22銭安の129円16銭だった。

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