京都の「冷泉家住宅」で能公演 明治以降で初、9月開催

 平安-鎌倉期の歌人藤原定家を祖先に持つ冷泉家の時雨亭文庫常務理事冷泉貴実子さんらが16日、京都市内で記者会見し、9月21、22日に国指定重要文化財「冷泉家住宅」(同市上京区)で能を公演すると発表した。冷泉さんによると、非公開の同住宅で観客を入れて能を演じるのは明治期以降で初という。

 藤原定家にちなんだ演目「定家」などを予定し、観世流シテ方の味方玄さんらが演じる。舞台は「上の間」と「中の間」と呼ばれる広さ計25畳の2部屋。ふすまを外し、畳を上げた板敷きの空間となる。

 冷泉家ゆかりの藤原定家を題目にした能が演じられることについて、冷泉さんは「不思議な気持ちとともにうれしい気持ち。楽しみです」と話した。

 冷泉家住宅は1790年に再建され、完全な姿で現存する公家屋敷。公演は、文化財の維持保存のための資金調達を目的に開催する。2日間で計3回公演し、定員は各回70人。料金は1人3万円。申し込みなどの詳細は「テアトル・ノウ」公式サイトで。

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