「クフ王の船」復元作業を公開 日本協力、エジプト博物館

 船底部分に部材が取り付けられた「第2の太陽の船」の骨組み=23日、エジプト・ギザ(共同)
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 【カイロ共同】エジプトの首都カイロ近郊ギザの大エジプト博物館で23日、約4500年前に建造された大型木造船「第2の太陽の船」の復元作業の一般公開が始まった。船は古代エジプトのクフ王の副葬品とされ、1987年に考古学者の吉村作治さん率いる日本の調査隊が発見した。復元には日本人専門家らが協力し、3~4年かかると見込まれている。

 船はクフ王のピラミッド近くで見つかった。復元が終われば全長42メートル、幅6メートルほどの大きさになると推定される。発掘された船の部材は劣化が激しく、当初は復元が困難とみられていたが、強化処理を施すなどして道筋を付けた。部材を組み立てるための大がかりな骨組みも造った。

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