「北中米W杯・2回戦、ポルトガル代表0-1スペイン代表」(6日、ダラス)
決勝トーナメント2回戦で、スペインが4大会ぶり、ベルギーが2大会ぶりの8強入りを決めた。両チームは10日(日本時間11日)の準々決勝で顔を合わせる。ポルトガルは0-1でスペインに敗れた。今大会が最後のW杯と公言して臨んだFWクリスティアノ・ロナウド(41)=アルナスル=はフル出場したが、得点できず2大会連続の8強入りはならなかった。スペインは後半追加タイムにMFミケル・メリノ(30)=アーセナル=が決勝点を挙げ、前回大会から続く連続無失点を6試合に伸ばし、W杯最多記録を更新した。
後半追加タイムの決勝点に、無敵艦隊の完全復活が凝縮されていた。スペインは敵陣中央で得たFKを短くつないで素早く再開。「余計なタッチでプレーのテンポが少し遅くなっていた」と言うロドリがワンタッチで縦につなぎ、受けたトレスは2タッチで相手を手玉に取る股抜きパスを通す。フリーで走り込んだメリノがGKを見て冷静に蹴り込んだ。
一時代を築いたパスサッカー「ティキタカ」を武器に初優勝した2010年大会以来の8強入り。技巧派が繰り出す小気味良い連係の健在ぶりが光る。中盤の主導権争いで、スペインが一枚上手だった。
前回大会からの連続無失点を6試合に伸ばし、W杯記録を更新。W杯での最後の失点は、カタール大会1次リーグ最終戦の日本戦で「三笘の1ミリ」から生まれた田中のゴールだ。デラフエンテ監督は「規律正しく、守備が非常に強固だ。お互いをカバーし合い、サッカーのアイデアが明確に共有されている」と手応えを語る。
24年の欧州選手権優勝メンバーも多く、選手層は厚い。トレスとメリノはともに終盤に投入されてゴールを演出した。「途中出場の選手の貢献は見事だった。これこそが強みだ」とデラフエンテ監督。2大会連続でPK負けしていた鬼門の16強で隣国のライバルを退け、誇らしげだった。