「北中米W杯・2回戦、モロッコ3-0カナダ」(4日、ヒューストン)
決勝トーナメント2回戦が始まり、フランスが4大会連続、モロッコは2大会連続で準々決勝に進んだ。ベスト4を懸けて9日(日本時間10日)に対戦する。2大会ぶり3度目の優勝を目指すフランスは1-0でパラグアイを下した。FWキリアン・エムバペ(27)=レアル・マドリード=は後半にPKを決めて今大会通算7ゴールとし、得点ランキングトップのメッシ(アルゼンチン)に並んだ。W杯通算では19得点。前回4位のモロッコはカナダを3-0で退けた。MFアゼディン・ウナヒ(26)=ジローナ=が2得点を決めた。
4強入りした前回大会からの成長を、2ゴールで示した。モロッコを2大会連続の準々決勝進出に導いたウナヒは「全員が同じ目標に向かっている。決めたのが誰であっても、全員で喜んでいる。この素晴らしいチームを誇りに思う」と充実感に浸った。
カナダの鋭い出足に押されて「特に前半は苦しめられた」。先制点で戦況を変えたのは後半5分。右サイドのFKで相手の意識はゴール前に集中していた。キッカーのハキミが意表を突いてペナルティーアークへ低いボールを送ると、フリーで待っていたウナヒが右足で正確に右下へ蹴り込み、主導権を引き寄せた。
W杯初得点で勢いづくと2点目は速攻で奪った。疲労がたまっていたはずの後半37分、自陣から50メートル以上を駆け上がり、横パスを受けてゴール右上へ豪快に突き刺した。
モロッコにルーツを持つ欧州出身選手が多いチームだが、国王モハメド6世の名を冠する国内のアカデミーで育った。初出場した前回は中盤での豊富な運動量で存在感を発揮。今回は得点力が求められるトップ下で起用され、ワハビ監督は「成熟し、より強くなっている」と絶賛した。
2度目の8強はアフリカ勢で初。「もう驚かれる存在ではないだろう。サッカー強国と言えることは非常に大きな誇り」とワハビ監督。自信を胸に、前回準決勝で敗れたフランスとの次戦へ向かう。