元サッカー女子日本代表で、2011年W杯優勝メンバーの鮫島彩さんが20日、都内で行われた男子W杯応援イベントに出席した。オランダと対戦した1次リーグ第1戦で貴重な勝ち点1を得て日本代表に、「どんな展開になっても焦らないし、点差に応じたやりたい戦い方を実現できることが強み。連動した崩しもすごいし、この能力が必要になるフィニッシュのところも本当にすごい」と絶賛した。
第2戦のチュニジア戦で期待する選手には、背番号10を背負うMF堂安律を挙げた。鮫島さんは「オランダ戦はガクポを抑えるために、守備を徹底していた。点を取りたい思いもあるけど、チームが勝つために耐えていたことがすごい。だからこそ次は攻撃力を爆発させてもらいたい」と話した。
チュニジアは第1戦のスウェーデン戦後にサブリ・ラムシ監督が解任され、エルベ・ルナール監督が新たに就任した。22年カタール大会では、サウジアラビアを率いて優勝したアルゼンチンを撃破した指揮官。W杯中の監督交代とはいえ、油断はできない。
鮫島さんは「監督が代わったので、いち早く相手の狙いと優先順位を見極めて、自分たちがどう戦うか決めること」と勝利のポイントを挙げつつ、「なるべくボールを保持して主導権を握りたい。今までの固い守備から良い攻撃の日本というよりは、保持しながらいかに点を取るかになると思う。(第1戦でチュニジアに勝利した)スウェーデンは、ハイプレスで良い位置でボールを奪ってのショートカウンターがあった。日本も得意の守備から、良い位置でボールを奪っての得点が見られたら」と予想した。
優勝を掲げる男子日本代表。鮫島さんは11年の女子と同じ空気を感じている。「全員が本気で優勝という言葉を口にしている。狙える位置にいないと出てこない言葉だと思うし、なでしこも4位目標で北京五輪4位だった。目標を優勝にしてから、優勝までいけた。何を信じるかというか、優勝できる位置に自分たちがいると思えている自信がすごく(優勝に)必要なこと。今、それを持っているチームだと思う」とうなずいた。
イベントには、04年アテネ五輪男子代表主将の那須大亮さんも出演した。「離脱などで不安要素があった中での第1戦で、全て吹き飛ばしてくれる内容だった」とオランダ戦を総括。チュニジア戦に向けて「監督が交代して不気味ではある」と率直に話しつつ、「スコアは3-0。スタッフにもW杯経験者がいて、チームの方向性が一貫している。引いた相手も崩せる」とエールを送った。