サッカーの北中米W杯3カ国大会(11日開幕)に臨む日本代表は7日、モンテレイ近郊でU-19日本代表と非公開の練習試合を行った。35分×4本の形式で、DF鈴木淳之介(22)=コペンハーゲン、FW塩貝健人(21)=ウォルフスブルク=が得点し、合計2-1で勝利。PK戦や“仮想オランダ”の戦い方も実施し、森保一監督(57)は「代表ファミリーだからこそできること」と手応えを示した。
メキシコ1部・モンテレイの練習場で敷かれた“森保のカーテン”。そこにはW杯前最後の実戦を他国との対外試合ではなく、身内を選んだ理由が隠されていた。2本目と4本目の後にPK戦を実施。さらに「仮想という意味ではやってもらった」と初戦の相手、オランダのフォーメーションでも対戦したとみられる。
「まず国際親善試合となれば、4本やるのはなかなか難しい。PKを間に挟むのもU-19、代表ファミリーだからこそできること。W杯に向けて良い準備になっている」と森保監督は納得の表情で語った。
未来の日本代表は対戦相手として申し分なかった。猛暑の中でも、強度は高い次元にあったという。「自分たちのタイミングで試合ができて、かつ相手のレベルも高い。普通に親善試合をやるよりも、今日やったゲームの方が良かったなと、率直にそう思った」とうなずいた。
収穫は多い。負傷明けの鈴木唯、冨安はチーム最長タイの70分間プレー。鈴木唯はCKから鈴木淳の得点の起点となり、冨安は塩貝のゴールをアシストしたという。一方で課題も。失点シーンはロングボールから191センチのFW尾谷ディヴァインチネドゥにキープされて決められた。オランダ相手でも想定されるケースだ。
気温・湿度はかなり高く、暑熱対策としても実りのある実戦となった。「来てよかったなと思います」。世界一への挑戦に向けた準備は着々と進み、8日(日本時間9日)に最終調整の地・米テネシー州ナッシュビルに向かう。