「国際親善試合、日本代表1-0アイスランド代表」(31日、MUFG国立)
W杯北中米3カ国大会(6月11日開幕)に向けた壮行試合として行われ、日本はアイスランドに勝利した。
今試合のみの限定招集となったDF吉田麻也(37)=ロサンゼルス・ギャラクシー=は先発出場し、キャプテンマークを巻いてプレー。3バックの中央で相手の攻撃起点をつぶすなど、ゲームを組み立てた。前半13分で、DF伊藤洋輝(バイエルン)と交代。ピッチを去る際には両チームがセンターラインに整列して花道を作る異例の送り出しが行われ、吉田は万感の表情でMF遠藤航(リバプール)にキャプテンマークを託し、森保監督と抱擁を交わした。
試合は、日本代表が序盤から冷静にボールを回して落ち着いた展開。MF久保建英(レアル・ソシエダ-ド)を起点に、MF中村敬斗(ランス)が頭で合わせるなど何度も好機を演出した。DF冨安健洋(アヤックス)は快足を飛ばして相手ボールを奪い、左足甲の負傷から3カ月ぶりの実戦復帰となった遠藤は前半フルでプレーして万全をアピール。44分にはゴール前までボールを運ばれてピンチを背負ったが、中央からの相手シュートをGK鈴木彩艶(パルマ)が好セーブした。
後半からは遠藤、FW上田綺世(フェイエノールト)、MF伊東純也(ゲンク)、MF堂安律(フランクフルト)の4人が交代。FW小川航基(NECナイメヘン)、長友佑都(FC東京)、菅原由勢(ブレーメン)、ボランチとしてDF瀬古歩夢(ルアーブル)が投入された。
5大会連続W杯メンバー入りの長友がピッチに立つと、62212人が集まった会場からは大歓声。ペナルティーエリアでの浮き球に反応するなど存在感を見せた。3-1-4-2と攻撃的な配置にした終盤には、菅原のクロスから小川が反応して初得点。倒れ込みながらの豪快なヘッディングシュートでネットを揺らし、W杯に弾みを付ける貴重な1点を挙げた。
W杯前最後の公式戦を白星で飾り、いざW杯へ。森保監督は「相手の守備の固いチームで難しい試合でしたけど、選手たちはじれずに粘り強く戦ってくれた。11人交代枠使いながら、戦術理解して90分崩れずに試合ができたことがよかった」と振り返った。また、久保は「優勝して、皆さんの前にトロフィー持ってきたいと思います」と宣言し、スタジアムはどよめきに包まれた。