サッカー元日本代表の田中マルクス闘莉王氏が１６日、自身のＹｏｕＴｕｂｅチャンネル「闘莉王ＴＶ」を更新。お笑いコンビの霜降り明星・せいやと対談した。

　せいやは以前から「闘莉王ＴＶ」でサッカーを勉強していると明かしており、念願のコラボとなった。「闘莉王さんは日本代表を経験されていて、面白いんですよね。サッカーの解説動画ってフォーメーションとか言われても難しい。（闘莉王は）感情論とかヘボとか。『俺はもうこいつを推す』とか分かりやすいんです」と共演を喜んだ。

　２人ともほろ酔いで始まった対談は、日本代表が８強入りを逃したサッカーのカタールＷ杯の話題に。

　闘莉王は日本代表がドイツ、スペインと同じ組になった時点でグループリーグ突破は絶望的だと思っていたことを明かし、「サッカーをちょっとでもやった人なら、このグループ入った時に日本はグループ突破はできないと思っちゃう。いくら『行ける行ける。俺らは違う景色を見る』と言っても。間違いなく２６人中２０人ぐらいは心の中で『やべえんじゃないか』って思ってる。それぐらい厳しかったと思います」と話した。

　それでも「誰よりも俺は応援している」と一番のサポーターであることを強調。「日本がクロアチアに負けたのもいまだに納得できないからずっと酒飲んでます。しかも酔えない。受け入れられないんです」と自分の事のように悔しがった。

　自身も２０１０年の南アフリカＷ杯で決勝トーナメント進出を果たしたが８強入りはならなかった。「今回が一番、勝てそうな感じやった。僕らはパラグアイとＰＫまで行って、最初１人外して、俺も５人目やったけど（順番が回ってこず）蹴られなかった。この間（２０１８年ロシアＷ杯）のベルギー戦、２－０からおっとなったけど、あの後差が出るんですよ。がーっとこられたら。でも、今回は行けると思ったんですよ。あの（グループリーグの）スペイン戦があって、今回はクロアチアのデキがあまりよくないと分かって見ていたわけじゃないですか」とＰＫ戦での敗戦を悔やみ続けた。