サッカーＷ杯カタール大会に臨む日本代表の国内組６人が１０日、ドーハに到着し、現地の警察車両に先導されたチームバスで市内の宿舎に入った。日本人フィールドプレーヤー初の４大会連続出場となる長友佑都（３６）＝ＦＣ東京＝は日本出発時と同様、かたくなに帽子を脱がなかった。また、酒井宏樹（３２）＝浦和＝はコンディション調整のため１１日の早朝に到着する。

　長友は４年前のロシア大会のオーストリア直前合宿中、スイスに０－２と完敗した次の日に髪色を変更。チームとして結果が出ないことに不安の声があがっていた中、漫画ドラゴンボールのスーパーサイヤ人のように金髪へ染め上げた。気合を入れ直し、チームも盛り上げた結果、本大会では１次リーグを突破した。

　ドーハでの本格練習開始は１１日。そこで今回の“Ｗ杯勝負ヘア”が解禁となる見通し。日本代表選出会見で語った「自分はみんなの精神的支柱。パワースポット的な存在」という言葉通りの姿を披露するとみられる。

　本大会での通算出場試合数は１１で長谷部誠、今回のＷ杯代表の川島永嗣と並ぶ。今回ピッチに立てば日本人単独最多となる。世界を“ハット”驚かす４度目の舞台に挑む。