クロアチア白星発進 32歳モドリッチが初弾「勝てたのは大きい」
「ロシアW杯・D組、クロアチア2-0ナイジェリア」(16日、カリーニングラード)
残り10分を切ると、勝利を確信したクロアチアのサポーターが大合唱を始めた。快勝を演出したのは円熟期を迎えた32歳の司令塔モドリッチ。3度目のW杯で自身初ゴールを挙げるなど全得点に絡み「自分たちを信じてやった。勝てたのは大きい」と胸を張った。
最激戦と言われるD組で、先にアルゼンチンとアイスランドが引き分け。勝てば優位に立つ状況で一段と集中力を高めた。前半32分の先制点はモドリッチの右CKから。レビッチがコースを変え、マンジュキッチが頭で飛び込むと、相手選手に当たりゴールへ転がった。後半26分にはPKをモドリッチが「緊張はしなかった」と冷静に蹴り込み、勝利を決定づけた。
初出場で3位に入った98年大会以来の白星発進。スペインの2強、レアル・マドリードとバルセロナでそれぞれ活躍するモドリッチや30歳のラキティッチら好選手がそろう黄金世代が頼もしい。「次がより大事になる」。モドリッチは強敵アルゼンチンとの一戦を見据えた。