Ｗ杯日本代表に３大会連続で選出されたＭＦ長谷部誠（Ｅフランクフルト）が大目標を掲げた。１日、都内で「何よりも成功と言えるのは、これまでなし得なかったベスト８。それが一つの目標になる」と宣言した。

　Ｗ杯出場決定後、日本代表は結果が出ない中、監督交代という激震も起こった。「厳しい声も当たり前だと思っている」と受け止める。そして「周りの目や日本サッカーの自信を変えるのは間違いなく結果」とキッパリ。８強という結果で雑音を封じる思いだ。

　ガーナ戦では３バックをテストした。「ハリルホジッチさんがずっと言っていたデュエル（１対１の局面）であったりとか、奪ったら縦に速くとかは間違いなく継続していく部分。限られた時間の中でいろんなものを積み重ねてやっていけたら」。ハリル式に西野流を加味する。Ｗ杯で披露するサッカーだ。

　過去２大会任された主将を、今回も務めることが濃厚。「２大会より心身ともに最高の状態で臨める感覚がある。楽しみ」。選手として円熟期を迎えた３４歳。８強で歴史を変える。