西野ジャパン惨敗…思い出す8年前の岡田ジャパン 壮行試合で同じ0-2

 試合後のイベントでのあいさつを終え、一礼する西野監督=日産スタジアム
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 「キリンチャレンジカップ、日本0-2ガーナ」(30日、日産スタジアム)

 西野朗監督就任後最初の試合にして、ロシアW杯へ向けた国内最後の試合でサッカー日本代表が完敗を喫した。壮行試合の位置づけでもあったガーナ戦だったが、2大会前の南アフリカ大会での韓国戦で完敗した0-2を思い起こさせるような結果となった。

 2010年5月24日、埼玉スタジアムでの韓国戦はW杯本大会への希望を感じ取れない内容と結果だった。前半6分に朴智星に先制点を許し、引いた相手を崩せないままカウンターからPKで追加点を献上した。さらに、試合後は当時の岡田武史監督が「当然、責任問題になると思う。試合後、犬飼会長に尋ねたら“やれ”と言われたんで、前に進むしかないと思います」と“進退伺”発言をして報道陣を驚かせた。

 一方、この日の西野監督は前向きな発言が多かった。「勝つということを前提としてあったわけなので、結果が出ず本当に残念です」と敗戦に渋い表情になったが、テストした3バックは「中央でポイントをつくり左右ワイドな選手をつかうサイド攻撃も狙い通りいった部分もありますし、センターからの崩しがゴール前でもう少しコンビネーションがうまくとれればなというのがありましたけど、トライはしていました」と手応えもあったとした。

 さらに、香川真司、岡崎慎司、井手口陽介といった所属クラブでの出場機会に乏しかった選手が出場できたことを「(W杯メンバーの)リストを考えなければ彼らがプレーできたことはうれしく思います」と率直に喜んでいた。

 追い込まれた状況で海外合宿、南アW杯に旅立った岡田武史監督は4-1-4-1という守備重視の戦術に阿部勇樹のアンカー起用という妙手を編み出し、日本をベスト16に導いた。同じように壮行試合で苦しんだ西野ジャパンは、どのような解決策を見いだすのか。

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