佐々木監督「点取れ!」得点0に危機感

 サッカー女子のリオデジャネイロ五輪アジア最終予選(29日~3月9日)に臨む日本代表候補が22日、堺市内で直前合宿を開始した。25日に発表される代表20人の選考を兼ねた合宿には25人が参加した。約1時間半の練習ではミニゲームを行ったが、得点はなし。佐々木則夫監督(57)は不満を募らせ、普段はフリーの時間とする締めくくりでシュート練習を課すなど、危機感を募らせた。

 打てども打てどもネットは揺れない。ミニゲームで主力組に入った22歳の成長株、FW横山のヘディングシュートは枠を外れ、期待の25歳・MF中島のミドルシュートも防がれた。

 佐々木監督は「ゴールを奪う意識を身につけさせたい。もっとゴールに関わる意識をつけないと」と口をとがらせた。最後にシュート練習を課し、ゴールに対する意識の向上を促した。

 10日間で5試合を戦う短期決戦。本大会出場権は上位2チームにしか与えられない。1点の重みが大きく、指揮官は「1点入れて、2点目を追加するのがベスト」と想定するだけに、得点力アップは急務だ。

 MF阪口が「どういう形でも点が入らないと勝てない。決めるところは決めないと」と言うように、選手も佐々木監督の意図は理解している。MF宮間も「絶対決めるって思って、シュートを打つ回数を増やしていきたい」と、自らの得点に意欲的だ。

 「最後は仕上げ。フィニッシュ。泥くさくても点を取らなきゃいけない」と佐々木監督。シュートの精度を高めることは、今合宿の最大のテーマだ。負けが許されない最終予選へ、得点力を磨いていく。

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