U23日本最終戦敗れ4位 1点遠く…

 「サッカー・トゥーロン国際大会、U23日本0-1U23イングランド」(27日、トゥーロン)

 1次リーグB組の最終戦が行われ、既に敗退が決まっていた日本はイングランドに0-1で敗れ1勝3敗の勝ち点3、同組4位で終えた。日本は前半15分にPKを決められ先制を許した。その後は徐々に盛り返したが、逸機が響いて無得点に終わった。イングランドは4戦全勝の勝ち点12でB組1位となり、決勝でA組1位のフランスと対戦する。

 日本は最後まで1点が遠かった。五輪の試金石となる国際舞台での3敗は、いずれも1点差。後半は押し込む時間もあったものの、こじ開けられなかった。手倉森監督は「最後のチャンスでミスになる。この大会はずっと続いた」と、ため息交じりに振り返った。

 相手に攻めさせ、逆襲を狙う戦前の計画は、前半15分にPKで失点して崩れた。反撃に転じると、右を起点に攻め立てた。野津田や南野が遠めから打ったが、ネットは揺らせない。バー直撃の左足ボレーを放った野津田は「決めきるということは、チームでも個人でも課題」と話し、最後もこれまでと同じような反省を口にした。

 五輪でのメダル獲得を目標に掲げる中、本番まで3カ月を切って厳しい現実を突きつけられた。南野は「危機感を持ってやらないといけない」と険しい表情で言った。

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