ハリル監督 ラグビー代表を”教材”に
サッカー日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(63)が21日、都内でS級ライセンス保持者を対象とした研修会で講師役を務め、代表チームの強化策などを説明した。
「日本代表が強豪国にどのように勝っていくか」とのテーマで約200人の指導者を前にプレゼン。そこでサッカーの代表監督が、サッカー指導者を前に用いたプレゼン資料は意外にもラグビー日本代表の映像だった。
以前からフィジカル、メンタル面を強化する必要性を説いているが、今年のW杯イングランド大会で、日本が南アフリカから奪った終了間際の逆転トライのシーンをチョイス。
「(PG選択で)引き分けることもできたが、リスクを冒して勝ちにいった。世界王者にもなった国を相手に、自分たちが勝つためのプレーをした。これは一つの良い例だ」と理由を説明した。
フランス在住の息子もラグビーのチームで働いており「全員でやるスピリッツは好き。サッカー代表でもトライしたい」とハリル。16年はラグビー日本代表の精神も注入して厳しく鍛え上げる。