ハリル監督 日本代表でも世界驚かせる

 サッカー日本代表のバヒド・ハリルホジッチ新監督(62)が13日、成田空港着の航空機で来日し、都内で就任会見に臨んだ。新監督は、昨年のW杯ブラジル大会で優勝したドイツを苦しめ、16強入りに導いたアルジェリア代表のように、世界を驚かせる存在にすると誓った。また、ボスニア紛争時代、そして、同郷の元日本代表監督イビチャ・オシム氏(73)との関係についても語った。

 代表スーツに身を包み、名前を呼ばれると、起立し、一礼。242人の報道陣が詰めかけ、テレビカメラは17台が並んだ中、会見は始まった。

 「日本は今、FIFAで53位というランキングだが、数年前はもっといい成績だった。私はアルジェリア代表でも仕事をしたが、就任した時、アルジェリア代表は52位。3年間、私と仕事をして、最終的には17位になった。私は確信している。日本代表もそれと同じことができると」

 -あなたのサッカーは攻撃的か守備的か。メンバー選考については。

 「私はもともとFW。どちらかというとオフェンスが大好きだ。もしかしたらメンバーは毎回変わってしまうかもしれない。今のところ確定している選手はいないし、先発も決まっていない。まずプレーしてもらう。もちろん国内の選手も国外の選手もそうだ。まず、国内のフットボールをしっかりみたい。Jリーグには能力の高い、若い選手がいると聞いている。できるだけたくさんの選手に可能性を与えてあげたい」

 -ボスニア紛争の経験を経ての哲学は。

 「個人的に困難な時代だった。戦争の時にケガをしたこともある。国を守るためにたくさん戦った。その中でフットボールが大好きになった。選手としても監督としてもいろんなタイトルを獲ることができた。フットボールはマジックのようなもの。情熱がいろんなものに影響していく。すべてをフットボールに捧げている」

 -オシムさんとの関係、なにかアドバイスはあったか。

 「本当に素晴らしい人物で、親友。フットボールに関して素晴らしい仕事をしてきた。いつか彼が日本にきて、試合を見てほしいと思う。なぜなら彼は本当に日本が大好きで、日本のことをたくさん私に話してくれたから」

 (会見の最後に)

 「(日本語で)アリガトウ」

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