香川復活弾!長かった…228日ぶり

 「アジア杯・1次L、日本2-0ヨルダン」(20日、メルボルン)

 アジア杯連覇を目指す日本は2-0でヨルダンを下し、3連勝で決勝トーナメント進出を決めた。1次リーグD組最終戦のヨルダン戦は、前半24分にFW本田圭佑の3戦連続となるゴールで先制し、後半37分にはFW香川真司(25)=ドルトムント=の今大会初ゴールで突き放した。スタジアムではこの日、テニス全豪オープン1回戦で勝利を収めた錦織圭が声援を送った。

 トンネルから抜け出した香川の顔にやっと笑みが戻った。16日のイラク戦まで8戦不発だった日本の背番号10が、ついにネットを揺らした。

 待ちわびた瞬間だ。1-0の後半37分、左サイドのFW武藤から鋭いクロス。そこに飛び込んだのが香川だった。正面から放ったシュートはGKをはじき、ゴールへ。代表通算20得点目。ガッツポーズで喜びを爆発させた。

 代表でのゴールは228日ぶり。その間「結果を残したい」と言い続けてきた。みんなが望んでいたゴールだ。MF遠藤が「相手にとっての脅威になると思う」と言えば、ペナルティーエリア内のシュートを求めていたアギーレ監督も「やっと次に進める」と“復活”を喜んだ。「チームあっての自分と再認識できた」と香川。表情は晴れやかだった。

 親交があるテニスの錦織もスタンドへ応援に来てくれた。「お互いに世界の舞台という厳しい戦いを勝っていきたい」。この日は両者ともに快勝。同年代のアスリートからの刺激も自らの糧とした。

 疲労は色濃くなるが、エースの顔に陰りはもうない。「素直にうれしかった。ただ、一番重要なのは、チームが勝ったこと。勝つことを考えて次に臨みたい」。殻を破った背番号10にはもう、何も恐れるものはない。

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