長谷部が若手の心整える「役割の一つ」

 サッカーのW杯ブラジル大会日本代表主将のMF長谷部誠(30)=ニュンルンベルク、FW香川真司(25)=マンチェスター・ユナイテッド、DF吉田麻也(25)=サウサンプトン、DF内田篤人(26)=シャルケ=の海外組4人が16日、都内で自主トレーニングを開始した。2度目のW杯出場となる長谷部は、初代表の若手らに積極的に声をかけていく方針を示した。

 長谷部がブラジルに向けて、若手らに金言を授ける。「経験があるとは思えないけど…」とは言うものの、自身にとっては2度目のW杯。今回、23人のメンバーのうち、初代表は23歳のFW大迫、24歳の柿谷ら14人に上る。それだけに「若い人もいる。緊張で硬くなる人もいるだろうから、そういう人に声をかけるのも役割の一つだと思う」と、けん引していく覚悟を口にした。

 21日からW杯メンバーが集結する鹿児島合宿がスタート。代表が集合してから、本大会までは少なからず時間があるだけに「(一人で)考え詰めてしまうのは良くないと思う」と、コミュニケーションを図っていく。

 この日は香川、吉田、内田と汗を流した。心肺能力を鍛える目的もあって、約1時間半、走り込み中心のメニューをこなした。気温25度の中、ステップを織り交ぜたインターバル走などに取り組み「日本、米国、ブラジルと3カ所でキャンプをするので、その前提で調整していきたい」と、先を見据えた。

 右膝手術から復帰したばかりだが、「(ここから)実戦が3試合あるので」と焦りはない。キャプテンマークを巻く30歳は、心を整えて本大会に臨む。

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