サッカー日本代表は、4カ国がトーナメント方式で争うキリンカップの初戦でエクアドル代表と対戦する。30日は試合会場の日産スタジアムで最終調整した。会見した森保一監督(58)は経験の浅い選手中心で臨んだベネズエラ戦から「大きくメンバーを変える」と、常連組中心の起用を示唆。今活動初先発が予想されるエースのFW上田綺世(28)=リール=は、代表通算得点数で“ゴン中山超え”となる3戦連発弾に期待が高まる。
北中米W杯で決勝トーナメントに進出した実力国との一戦で、エースがスタートからベールを脱ぎそうだ。上田がゴールを奪えば、中山雅史の代表通算21得点を抜いて歴代単独13位に浮上。記録に関心はないが「自分は毎試合得点するために動いている」と3戦連発を狙う。
W杯後、途中出場2試合で3ゴール。エースとしての貫禄が漂う。後半開始から出場したベネズエラ戦では、同点弾、PKによる勝ち越し弾を決めて代表通算21得点。中山より「8」少ない試合数で追いついた。「記録のためにプレーしているわけじゃないが、うれしい」。まだまだゴールを奪い、偉大な先輩たちを超えていく。
今季ステップアップしたフランス1部でもリーグ戦3試合2得点。好調の要因は「かみ合っている」と強調する。例えば、ゴール前での動き出し。「前か後ろか」の選択で、パスの出し手との呼吸が合い続けている。確率論で正解を引き続けている状態だといい「無双している感覚にはならない」と冷静に分析する。
森保監督の信頼も厚い。「W杯という大舞台の経験や、世界から認められているところから、すごく自信を持ってプレーしてくれている」と絶賛。エクアドルは北中米W杯南米予選18試合でわずか5失点。堅守の難敵だが、エースは「もちろん得点を目指す」と頼もしく語った。