「あだ名つけた人はパーフェクト」“国防ブライアン”GK小久保 A代表初先発で好セーブ連発「4年後のW杯はスタメン」

 「国際親善試合、日本代表2-1ベネズエラ代表」(28日、エディオンピースウイング広島)

 日本代表は後半から出場したFW上田綺世(28)=リール=の2得点でベネズエラ代表に逆転勝ちした。GK小久保玲央ブライアン(25)=シントトロイデン、MF中野就斗(26)=広島、熊坂光希(25)=柏、斎藤俊輔(21)=ウェステルロー=の4人が先発で、FW谷村海那(28)=横浜M=は後半途中から出場してA代表デビューを果たした。パリ五輪の守護神・小久保は前半だけの出場だったが、好守で存在をアピールした。10月には4カ国で争うキリンカップに臨み、1日に日産スタジアムでエクアドルと対戦する。

 A代表初先発の小久保が猛アピールだ。前半終了間際に訪れたピンチを立て続けにセーブ。「いいセーブが出た。4年後のW杯に向けていいスタートダッシュが切れた」。平和を願う広島の地でまさに“国防”と化し、日本のゴールを守った。

 激しい雨が降りしきる中、集中力を切らさなかった。前半追加タイム、左CKからのヘディングシュートに反応して、とっさに体を右に投げ出した。“小久保劇場”は続く。直後にゴール前の混戦から転がってきたボールには右足一本でセーブ。その後のゴール前あと数センチの攻防も味方と防ぎきり、最後はがっちりとボールを抱えた。

 年代別代表として24年のパリ五輪では好セーブを連発。“国防ブライアン”の異名がつくほど注目された。だが、五輪後はA代表として定着できず、W杯メンバーにも届かなかった。自慢のシュートストップを磨き続け、つかんだチャンス。チーム事情による前半45分のみの出場で存在感を示し、森保監督も「いいプレーだった」と評価した。

 ナイジェリア人の父を持つ25歳。約2年ぶりにピッチで君が代を聞き「すごく感情的にくるものがあった」と日本を愛している。8月には一部海外メディアによる国籍変更に関する報道があったが一蹴。「率直に国のために戦うことはすごくうれしい」と胸を張った。

 絶対的守護神の鈴木彩と切磋琢磨(せっさたくま)を誓う。「誰がライバルになろうが、負けることなく4年後のW杯に向けて自分がスタメンで出るところを意識したい」と決意。「あだ名をつけてくれた人はパーフェクト」と笑う“国防”は「この名前で頑張っていけたら」と誇らしげに語った。

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