J1広島の栗原圭介強化本部長が5日、GK大迫敬介(27)が海外クラブへの移籍を前提としたチーム離脱を経て、チームに再合流したことに関する取材に応じた。
広島は7月30日に大迫が海外クラブへの移籍を前提とした手続きと準備のため、宮崎市内でキャンプを行っていたチームを離脱したと発表。ベルギー1部サンジロワーズへの期限付き移籍に向けて進んでいたが、1日までに急転、破談となり、5日にチームに再合流した。
栗原強化本部長は「この数日間、敬介とも話しながら、進めていった中で、彼がチームに再合流する決断をしてくれたので、今日から合流しています」と説明。「彼にもすごくいろんな葛藤があったと思うんですけれども、強い気持ちで、もう一回チームに戻って、広島の選手として貢献したいっていう思いを伝えてくれた」と明かした。
大迫の移籍先として浮上していたサンジロワーズでは今夏、昨季の公式戦43試合に出場した正守護神でオランダ出身のスヘルペン(26)がイングランド・プレミアリーグに昇格したイプスウィッチへ完全移籍しており、新たなGKの補強に動いていた。
J1通算209試合、特別大会の百年構想リーグで16試合に出場した豊富な経験を持ち、W杯北中米3カ国大会の日本代表メンバーにも名を連ねた大迫に白羽の矢を立て、買い取りオプションが付帯した1年間の期限付き移籍の正式オファーを提示。個人間での合意に達していたという。
一方で並行してフランス1部スタッド・ランスからアンジェに期限付き移籍していたブルキナファソ代表GKコフィ(29)の獲得も目指していたといい、交渉がまとまったことで急きょ方針転換したとみられる。サンジロワーズは1日、コフィが1年間の期限付きで加入すると発表した。
リーグ戦開幕は3日後の8日・千葉戦(Eピース)。栗原強化本部長は「彼(大迫)がこれから良い状態でプレーできるように本当にサポートしていくことが一番やるべきことかなと思っていますし、チームに対しても、みんなが良い状態でプレーできるようにサポートするのが、クラブとしてできることかなというふうに思っております」と語った。