「明治安田J1百年構想リーグ・プレーオフラウンド第1戦、神戸5-0鹿島」(30日、ノエビアスタジアム神戸)
西1位の神戸がホームで東1位の鹿島を5-0で破り、先勝した。元日本代表FW大迫勇也(36)がハットトリックを決めるなど攻撃陣をけん引し、大勝に導いた。ホームアンドアウェー方式で争われ、第2戦は6月6日に行われる。東西2位対決のC大阪-FC東京、同3位対決の名古屋-町田はそれぞれ2-2で引き分けだった。
大迫が両手を広げてほえた。大一番で魅せた絶対的エースのハットトリックにスタジアムは興奮のるつぼと化した。
前半28分、ペナルティーエリア手前のFKから右足を振り抜いた。弧を描いたボールが鮮やかにゴール左に吸い込まれる。「自信を持って蹴るだけでした」。圧巻のゴールで主導権をたぐり寄せた。
後半5分にはMF武藤の右サイドからの素早いスローインに反応。相手の隙を突いて走り込み、投げ込まれたボールに右足を合わせてゴールネットを揺らした。さらには4点リードで迎えた後半追加タイム、左サイドから背後に上げられたクロスにダイビングヘッド。体をひねって頭を振る技ありのヘディングでハットトリックを決めた。
チーム4点目となった後半44分のPKでは、2点を決めて“大台”に王手をかけていた中でFW小松にキッカーを譲った。「昨日の練習も紅白戦とかして(小松)蓮が4点を取って0対4で負けた。本当に蓮のおかげでチームに火が付いたと思いますし、おまえのおかげだからと」。先輩として器の大きさを見せながらのハットトリック。特別大会を含むJリーグ公式戦では自身初の偉業。「僕自身も2点取れれば十分かなと思ったんですけど。うれしいです」と頰を緩めた。
5-0の大勝で優勝を大きくたぐり寄せた。「やるだけです。戦います。応援してください」。第2戦も半端ないプレーで有終の美を飾る。