「明治安田J1百年構想リーグ、神戸3-2名古屋」(11日、ノエビアスタジアム神戸)
西で首位の神戸はFW武藤嘉紀(33)が決勝点を挙げ、名古屋に3-2で競り勝った。C大阪はG大阪とのダービーを1-0で制した。京都は岡山に5-1で快勝。広島は清水と1-1で突入したPK戦を5-4で制した。東は町田が柏を1-0で下し、水戸は千葉にPK勝ちした。
武藤は雄たけびを上げて駆け回った。サポーターの大歓声に包まれながら満面の笑みを浮かべ、ゴールの余韻をかみしめた。
約1カ月ぶりにピッチに帰還した。後半から出場し、2-2で迎えた後半36分。クロスから折り返されたボールに反応し、ヘディングで決勝ゴールをたたき込んだ。「かなり集中してボールを待っていた。(相手が)いないコースにボールを置くだけだった」と、冷静に決めたゴールで勝利へと導いた。
2月27日の福岡戦で右足首をひねって負傷。3月14日の名古屋戦に出場したが、その後に骨が欠けていることが判明して離脱した。当初は試合に出るまで2カ月かかると言われていたが「やれることは全てやって今日を迎えた」と、チームスタッフや周囲の力を借りて治療に集中。実戦感覚を取り戻した状態で、16日のアジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)準決勝に間に合わせた。
チーム内で故障が相次ぐ中でアジアの頂点に挑む。「けがをしている選手たちの分も背負って勝ちきりたい」と武藤。復活を遂げた背番号11がチームをけん引する。