サッカー日本代表の森保一監督(57)が2日、約2週間の欧州視察から帰国し、羽田空港で取材に応じた。帰路中の1日には、オランダ1部リーグ・アヤックスのDF冨安健洋(27)が負傷での長期離脱から公式戦484日ぶりの復帰出場。欧州で冨安と会談したという指揮官は、24年6月以来となる代表復帰の可能性について「ピンポイント(途中出場)でも戦力となりうるコンディションだと見極めた時には招集していきたい」と言及した。
1月17日から31日までの約2週間で5カ国(ドイツ、オランダ、チェコ、英国、フランス)を回り、12試合を視察。「非常に有意義だった」というハードスケジュールを終えたばかりの森保監督に吉報が届いた。
右膝の負傷から復活を目指していた冨安が1日、アヤックスに加入後初出場。後半35分から約15分間の短時間ながら、攻守で存在感を放った。欧州視察中に冨安と会談していたといい「非常に良い状態で試合に出られる準備をすると聞いていた」と頰を緩めた。
カタールW杯の1次リーグでは“ジョーカー”として真価を発揮。途中出場したドイツ、スペイン戦ともに圧巻のパフォーマンスを見せて逆転勝利に貢献した。その衝撃は森保監督の脳裏に焼き付いており「前回のW杯も途中出場したトミ(冨安)が相手の攻撃の切り札をすべて抑えてくれた」と回想。フル出場が難しくても時間限定的に起用できる状態の場合、招集を検討するとした。
3月にはスコットランド代表、イングランド代表との欧州遠征を控える。「現状のベストのメンバーで挑みたい」。冨安や視察試合で得点を奪ったFW三戸舜介(スパルタ)らを含め競争は激しさを増しており「本当に難しい選考」と頭を悩ませている。
6日には国内リーグが開幕し、5大会連続出場を目指すDF長友佑都(FC東京)らがアピールに燃える。指揮官に休む暇はなさそうだ。