「全国高校サッカー選手権・2回戦、神村学園6-0東海学園」(31日、ニッパツ三ツ沢球技場)
16試合が行われ、神戸弘陵(兵庫)が前回王者の前橋育英(群馬)を2-1で破り、3回戦に進出した。高校総体覇者の神村学園(鹿児島)は、FW日高元(3年)の3得点などで東海学園(愛知)に6-0で大勝。堀越(東京A)は宇治山田商(三重)を9-0で圧倒した。興国(大阪)は浜松開誠館(静岡)とのPK戦を制した。大津(熊本)は優勝4度の青森山田(青森)に2-0で快勝。前回準優勝の流通経大柏(千葉)は米子北(鳥取)を3-0で下した。聖和学園(宮城)、東福岡(福岡)などもベスト16入りした。
運動量を武器とする165センチのFWが、抜群の決定力で神村学園を大勝発進に導いた。初戦の2回戦でハットトリックを達成した日高元(3年)は「まずは走る、と決めている。その上でチャンスがあれば決め切ることを意識している」というプレースタイルを存分に発揮した。
先発位置は3トップの右だが、神出鬼没の動きでゴールに迫った。前半の2点は、右からのクロスを遠い側の左で合わせたもの。右足ボレーとヘディングで仕留めた。後半には「自主練で蹴っていて自信があった」という正面からのミドルシュートを、右足で狙い澄まして決めた。
同じ3年生3人がプロ入りするタレント集団。劣らぬ存在感を示したが「プロという夢はあるけれど、まだ(力が)足りない」と自己分析する。進路は未定という。
夏の総体に続くタイトルに向けて、これ以上ないスタートを切った。重要な役割を担うアタッカーは「チームは2冠を達成して、個人的には自分の進路も決めたい」と、大きな目標に向かって走り続ける。