鹿島9季ぶりV前進 鈴木が劇的同点弾!“ラストプレー”決めた 「勝ち続けないと」勝ち点1で堅首、ジーコ氏ガッツポーズ
「明治安田J1、京都1-1鹿島」(25日、サンガスタジアム)
首位の鹿島は試合終了直前のFW鈴木優磨(29)の得点で追い付き、京都と1-1で引き分けた。勝ち点67。2位の柏は2-0で横浜FCを下し、勝ち点66とした。京都は同62。26日に神戸との試合を控える最下位の新潟のJ2降格が決まった。17位の横浜Mが広島に3-0で勝って勝ち点37としたため、同22の新潟の18位以下が確定した。
劇的な一撃で勝ち点1をつかんだ。6分間の追加タイムも終わりを迎えようとした事実上のラストプレー。1点を追う中で、鹿島の頼れる男が真価を発揮した。右サイドのMF松村からのクロスに鈴木が飛び込み、右足を懸命に伸ばした。土壇場での同点弾を決めると豪快にほえた。
自身は今季10点目となり、3季連続の2桁得点をマーク。「(2桁ゴールは)ちょっと遅かったですね。最近出ていなかった自分の強みが出た」と振り返った。
2016年以来9季ぶりのJ1制覇に向け、クラブアドバイザーを務める元日本代表監督のジーコ氏(72)が23日に来日。この試合からチームに帯同している。劇的弾には、スタンドで見守った“神様”も思わず派手なガッツポーズを繰り出した。ジーコ氏がたたき込んだ王者のメンタリティーは、12戦負けなしのチームにも確実に受け継がれている。
柏に勝ち点差は詰められたものの、勝ち点1を積み上げて首位を堅持。「勝ち続けないと優勝はできない。個人としても上げていきたい」と鈴木。残り3戦、ラストスパートを仕掛ける。





