森保ジャパン 歴史の扉開いた上田綺世の豪快ヘッド CKから決めた「一喜一憂せず、あくまでもW杯優勝を」
「国際親善試合、日本代表3-2ブラジル代表」(14日、味の素スタジアム)
世界ランキング19位の日本は同6位のブラジルに3-2で逆転勝ちし、14度目の対戦で初勝利を挙げた。0-2で迎えた後半7分に南野拓実(30)=モナコ=のゴールで1点を返すと、中村敬斗(25)=Sランス=が同点弾、上田綺世(27)=フェイエノールト=が勝ち越し点を決めた。ブラジルはW杯を史上最多5度制覇している「王国」。日本にとっては26年W杯北中米3カ国大会へ向け、大きな手応えとなった。
歴史を刻む豪快ヘッドをたたき込んだ。後半26分、上田が伊東のコーナーキックに頭で合わせ、逆転勝利を決定づける3点目を奪取。敗れた前回対戦はベンチで見届けており、3年の時を経て王国初撃破の立役者となった。「フィーリングでここに来るんじゃないか、という勘がしっかり当たった」と胸を張った。
これでパラグアイ戦に続いて2戦連続得点。チームとしては、W杯に向けて大きく弾みがつく結果だ。「自信にもなるし、強豪国との対戦の経験として情報にはなる。勝ち切って歴史を新しく作ったのは大事なこと」と実感を込めつつ、「ただそこで一喜一憂せず、あくまでもW杯優勝を目指している。課題克服と挑戦の連続だと思う」と、さらなるレベルアップを見据えた。





