身売り騒動で揺れるJ1横浜Mが1日、横須賀市内で練習の冒頭15分を報道陣に公開。練習後に大島秀夫監督(45)が取材に応じ、一連の報道を巡って「やることは変わらない」となどと言及し、J1残留に向けてリーグ戦に集中する姿勢を強調した。
経営不振に陥っている日産自動車は横浜F・マリノスを運営する横浜マリノス(横浜市)の株式売却を検討。9月30日には家電量販店大手ノジマに株式会社を打診したことが明らかとなった。
これらの報道を受けて、大島監督は「特別こっちに何か決まったような話があるわけでもないので…僕が別に何か言うことはないですけど」とした上で、「やることは変わらないというか。ピッチ内の自分たちが一戦一戦勝ち点を重ねていくことにフォーカスしようという話は(選手たちに)もちろんしました」と説明。選手たちの様子についても「(いつもと)全然変わってないですね」とうなずいた。
報道を受け、横浜市の山中竹春市長が「市民に愛着を持たれて活動してきたクラブ。存続してほしい」と話した通り、地元からの人気は根強い。1972年に創部した日産自動車サッカー部から多くのスター選手を輩出し、5度のリーグ制覇を果たした名門が岐路に立っている。
チームは現在リーグ17位。クラブ初のJ2降格阻止を目標に戦っている。18位の横浜FCと勝ち点で並び、残留争いが熱を帯びている。大島監督は「一戦一戦、目の前の(試合)っていう状況は変わらない。雰囲気は本当に前向きに、みんなで一つになって戦っている」と、次戦の柏戦(4日、三協F柏)に向けて力を込めた。