Ｊ１・ＦＣ東京のＭＦ北原槙が１６歳の誕生日を迎えた７日、プロ契約を結び、小平市内で行われた記者会見で抱負を語った。１６歳０日でのプロ契約は、１６歳４カ月２８日の久保建英（レアル・ソシエダード）を上回るクラブ史上最年少。「記録はあまり意識していないが、すごくうれしい。ですが、プロ契約はスタートラインに過ぎないと思うので、勘違いせずに向上心を持って日々努力したい」と意気込んだ。

　育成組織に所属していた２月にトップチームの公式戦でプレーできる２種登録が発表され、３月１日の鹿島戦でＪ１最年少の１５歳７カ月２２日でデビュー。ここまでリーグ戦７試合に出場し、プロ契約をつかんだ。背番号は２種登録時の５３から７７に変更。「誕生日と同時にプロ契約させていただいた喜びと感謝の気持ちを忘れないように」と誓いを込めた。

　◆北原　槙（きたはら・まき）２００９年７月７日、東京都杉並区出身。２２年にＪＡＣＰＡ東京ＦＣからＦＣ東京Ｕ－１５むさしに加入。昨季はＦＣ東京Ｕ－１８が参戦する高校年代最高峰の大会「プレミアリーグ」に飛び級で出場。２５年２月１４日にトップチームの公式戦に出場可能な２種登録選手となった。２４年Ｕ－１５日本代表、２５年Ｕ－１７日本代表。ポジションはＭＦ。１７４センチ、６６キロ。利き足は右。