「クラブＷ杯・１次リーグ、マイアミ２-１ポルト」（１９日、アトランタ）

　１次リーグ第２戦が行われ、Ａ組でマイアミ（米国）はＦＷリオネル・メッシが後半９分にＦＫで勝ち越し点を決め、ポルト（ポルトガル）に２－１で逆転勝ちした。１勝１分けの勝ち点４で、ポルトは同１。パルメイラス（ブラジル）はアルアハリ（エジプト）を２－０で下して同４。アルアハリは同１。Ｂ組では、ボタフォゴ（ブラジル）がパリ・サンジェルマン（フランス）を１－０で破って２連勝で勝ち点６。パリＳＧは１勝１敗で同３。アトレチコ・マドリード（スペイン）はシアトル（米国）を３－１で退け、初勝利で同３。シアトルは２連敗。

　メッシが千両役者ぶりを発揮した。代名詞の一つである直接ＦＫで、２年前に加入したマイアミでの公式戦通算５０得点目をマーク。欧州チャンピオンズリーグの常連ポルトを撃破して試合の最優秀選手に選ばれ「初戦は（引き分けて）後味の悪さを残したので、本当にうれしい」と喜んだ。

　左足の感覚のずれをすぐに修正した。１－１の後半６分、中央の遠い位置から狙ったＦＫはゆっくり曲がりながら右へ外れた。その約３分後にゴール正面約２０メートルの好位置でＦＫのチャンスが訪れる。「ＧＫがポストの方をあまりカバーできていなかった」と同じ方向を狙い澄まし、今度はゴール右上に突き刺した。

　ここまで２試合連続フル出場。３８歳の誕生日前日に行われる第３戦で、勝つか引き分ければ１６強に進む。「次の相手はビッグクラブのパルメイラス。また難しい試合になるだろう」と大一番を見据えた。