「W杯アジア最終予選、オーストラリア代表1-0日本代表」(5日、パース)
2026年W杯北中米3カ国大会アジア最終予選で既に8大会連続8度目の本大会出場を決めている日本はオーストラリアに0-1で敗れ、今予選初黒星を喫した。1位が確定している日本は勝ち点20のままで、オーストラリアは同16の2位。日本はDF関根大輝(22)=スタッド・ランス、MF平河悠(24)=ブリストル・シティー、MF俵積田(たわらつみだ)晃太(21)=FC東京=が先発し、代表デビューした。後半途中からはMF久保建英(24)=レアル・ソシエダード=らを投入したが、無得点。試合終了間際に失点した。日本は10日に大阪・パナソニックスタジアム吹田でインドネシアとのC組最終戦に臨む。
W杯本大会に向けた“大胆テスト”は不合格に終わった。3月のサウジアラビア戦から先発10人の大量入れ替えが不発。終始ボールを握る展開も、攻めあぐねて試合終盤にワンチャンスをものにされて、今予選初黒星を喫した。森保監督は「非常に悔しい。経験値は低い選手たちが多くプレーしたが、ぎらぎら感を持って最高の準備をしてくれたので、結果が伴わなくて残念」と話した。
3月20日に史上最速でのW杯出場を決めた森保ジャパン。残り1試合で本大会出場を決めた22年カタールW杯最終予選と異なり、今回はメンバー選考から大幅に入れ替えられるアドバンテージを得た。前回活動から初招集7人を含む27人中14人を変更。新戦力の見極めに向けて「彼らの突き上げがより日本代表の層を厚くし、W杯で勝つ可能性を上げていく」と期待の表れだった。
MF遠藤、久保、GK鈴木彩ら一部主力も招集された中、先発にはフレッシュな顔ぶれが並んだ。初招集の俵積田、平河を抜てき。パリ五輪世代は5人を数えた。パリ五輪で主将を務めたMF藤田は「どんどん勢いに乗って(パリ世代が)増えていけたら。そういう競争もチーム内に必要だと思っている」とポジションを奪い取る覚悟を口にしていた。
新戦力は森保監督が光る個を見いだした選手たち。試合前には「自分の武器を最大限に発揮してもらい、持ってる能力をチームに貢献して還元してほしい」と注文。その期待に応えるべく、前半から左サイドで積極的にドリブルで縦に仕掛ける俵積田。さらに同29分には、中央でボールを受けたMF鈴木唯がペナルティーエリア前まで運び自らシュートを放った。枠の右に外れたが、指揮官はすぐに“森保メモ”を開き何かを記した。
ただ、ゴール前でブロックを敷く相手の牙城を崩せず。決定機はほとんどなく2試合連続無得点で敗れた。これまで予選を戦ってきたコアメンバーを脅すにはほど遠い内容。引き続き主力不在となる10日のインドネシア戦で真価が問われる。
◆日本代表のスタメンで代表デビューは3人 日本代表のスタメンのうち代表デビューとなったのは初招集の平河と俵積田の2人に加え、関根の3人となった。2試合目の出場は鈴木唯と大橋。3試合目は谷と藤田で、渡辺が4試合目、佐野海は5試合目。11人中9人が5試合目以下というフレッシュな顔ぶれとなった。最多は鎌田の41試合目で、町田は17試合目。