鹿島止まらない6連勝! 鬼木監督、古巣川崎との初対戦で逆転星「集中できた。ただ、終わればいろんな思いがあります」

 後半、鈴木(左端)に指示を出す鬼木監督(右端)
 後半、ゴールを決める鹿島・田川
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 「明治安田J1、鹿島2-1川崎」(11日、国立競技場)

 首位鹿島は川崎に2-1で逆転勝ちし、6連勝で勝ち点34に伸ばした。アジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)で準優勝した川崎はJ1では6戦勝ちなしで同18のまま。京都は1-1で名古屋と引き分け、勝ち点28で3位。広島は1-0でG大阪に競り勝ち、3連勝とした。

 鹿島の勢いが止まらない。序盤に先制を許す難しい展開も、地力の強さを証明する逆転勝ちで6連勝。8季率いた古巣・川崎との初対戦を勝利で飾った鬼木達監督は「目の前の相手を倒すことに集中できた。ただ、終わればいろんな思いがあります」と特別な一戦を振り返った。

 17年から川崎を率い7冠に導いた鬼木監督。試合前のメンバー紹介で「鬼木達!」と名前がコールされると、川崎サポーターから拍手が起こった。それでも指揮官は「鹿島の一員として優勝するために来ている。大きなもの(感情)を持たないことが大事」と平常心で臨み勝利をつかんだ。ただ、試合前のミーティングでは無意識に熱がこもっていた様子。決勝ゴールのFW田川は「いつもより熱量があった。パッションでしたね」とニヤリと笑った。

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