パリSG 5季ぶり決勝進出 チーム一丸で猛攻はね返す ルイスエンリケ監督「最も苦しんだ試合」
「欧州CL、パリ・サンジェルマン2-1アーセナル」(7日、パリ)
初優勝を目指すクラブ同士による1試合が行われ、パリ・サンジェルマン(フランス)がアーセナル(イングランド)に2-1で競り勝ち、2戦合計3-1で5季ぶりに決勝に進んだ。31日(日本時間6月1日)にミュンヘンで開催される決勝で、2009~10年シーズン以来4度目の優勝を目指すインテル・ミラノ(イタリア)と顔を合わせる。DF冨安健洋が負傷離脱しているアーセナルは19季ぶりの決勝進出はならなかった。
パリ・サンジェルマンは一丸となって相手の猛攻をはね返し、初の頂点へあと一歩に迫った。ルイスエンリケ監督は「最も苦しんだ試合だが、われわれが決勝進出に値した」と胸を張った。
第1戦を落として逆転を狙うアーセナルの勢いにのみ込まれそうだった。開始直後からロングスローなどからピンチの連続。GKドンナルンマがMFエデゴールの強烈なシュートを左手1本で止めるなど好守を連発して踏ん張り、クバラツヘリアらFW陣も労を惜しまずに守備に走った。
辛抱が実ったのは前半27分。FKの好機で相手のクリアを拾ったMFルイスが左足で豪快に先制。後半27分には攻め上がった右サイドバックのDFハキミが中央から加点し、勝利を決定づけた。決勝でバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)に敗れた2019~20年大会を知るDFマルキーニョスは「どれほどつらいことか。経験をみんなに伝えたい」と決意を口にした。





