鹿島 J1初通算600勝 初勝利と同じ相手同じ会場 鬼木監督「感慨深い」

 「明治安田J1、鹿島1-0名古屋」(25日、カシマスタジアム)

 鹿島は名古屋を1-0で退けて、J1初の通算600勝に到達した。勝ち点22。知念が得点した。町田は湘南に0-1で敗れて3連敗。クラブ史上初の首位に立っている京都は、奥川の2試合連続ゴールなどで横浜FCに2-1で競り勝ち、2連勝で勝ち点24とした。浦和は1-0で広島に勝ち、4連勝で同22。福岡は1-1で岡山と引き分け、同20とした。東京VはC大阪に1-0で勝った。

 後半の猛攻が実った鹿島が、前人未到のJ1通算600勝目をつかんだ。くしくもJリーグ元年の1993年開幕節で5-0と大勝し、初勝利を挙げたのと同じ相手と同じ会場。今季就任した鬼木監督は「感慨深いものがある」と実感を込めた。

 後半9分、左FKをDF植田が折り返し、知念が頭で押し込んで先制。その後も攻撃の鋭さを残しながら、厳しい寄せで反撃を封じた。「常勝軍団」らしい手堅い試合運びだった。

 来日したばかりのOBのジーコ氏が試合を見守った。鬼木監督は93年の開幕節を鹿島の新人選手として観戦。元ブラジル代表のスターがハットトリックした一戦を「忘れられない試合」と心に刻んでいる。監督として戻った鹿島で7勝を積み「来日したタイミングで勝てて少しほっとしている」とほほ笑んだ。

 J2降格がなく、J1優勝は最多8度。年間成績で2桁順位が1度だけという地力で、2位横浜Mの543勝を大きく引き離す通算勝利数を誇る。狙うは9季ぶりの優勝。知念は「鹿島の歴代の選手に恥じないようにこれからもやらないといけない」と先を見据えた。

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